ローカル環境のWordpress
サイトを立ち上げる際やテーマのデバック用にXAMPPをWordpressのローカル環境を立ち上げることがあります。そのローカルのWordpressを同一のローカルネットワーク内から見られるように設定をしたのでその方法について紹介します。
IPアドレス
他のPCからWordpressのサイトを見るためにはIPアドレスを指定して、アクセスを行います。そこでまずWorepressを立ち上げたPCのIPアドレスを確認します。
- 確認のためにはまずコマンドプロンプトを立ち上げてください。コマンドプロンプトはWindows10であれば、スタートメニューからWindows システムツールのフォルダにあります。
- “ipconfig”とコマンドを実行してください。イーサネットアダプタ ローカルエリア接続のIPv4アドレスという項目の部分がIPアドレスになります。ここでは”192.168.0.3“がIPアドレスだったとします。
バックアップ
まずこちらの記事を参考にAll-in-One WP Migrationを使ってバックアップを取っておいてください。設定変更前にバックアップを取っておく目的もありますが、後程必要になります。
WordPressアドレスとサイトアドレスの変更
アドレスが、localhostのままだと他のPCからアクセスできないのでIPアドレスでアクセスできるようにWordpressアドレスとサイトアドレスを変更しましょう。この設定変更は危険なので慎重に行ってください。失敗すると以前紹介したようにサイトにアクセスできなくなってしまいます。万が一、失敗したら焦らずこちらの記事を参考に対処してください。
変更方法は下記のとおりです。wpはワードプレスのインストールディレクトリです。環境に応じて適時変更をお願いします。
変更前
WordPress アドレス (URL) : http://localhost/wp
サイトアドレス (URL) : http://localhost/wp
変更後
WordPress アドレス (URL) : http://192.168.0.3/wp
サイトアドレス (URL) : http://192.168.0.3/wp
単純に、localhostをIPアドレスに置き換えるだけです。
バックアップのリストア
ここまでの設定だけで他のPCよりアクセスが可能ですが、画像が表示されなくなるなどリンクがおかしくなっています。そこでAll-in-One WP Migrationを使って先ほどとったバックアップをインポートして復元してください。サイトアドレスを変更しましたので、All-in-One WP Migrationがリンクなどの設定をIPアドレスへ変更して復元してくれます。
他のPCからのアクセス
他のPCのブラウザより、IPアドレスを指定したWordpressアドレスでアクセスしてみてください。無事表示できると思います。うまく表示されない場合は、下記を参考にしてみてください。
- アクセスが拒否される場合は、XAMPPをインストールしたPC側のファイアウォールの設定を見直してみてください。もしXAMPPをインストールしたPCからIPアドレスでアクセスできれば、ファイアウォールの設定の可能性が高いと思います。こちらを参考にしてみてください。
- リンクが切れて表示されている場合は、”ctrl+F5″を押して、キャッシュをクリアしてリロードしてみてください。
まとめ
リンク切れの問題はサイトの引っ越しと同じ方法で対処できるので、簡単に設定できました。参考にしてもらえると嬉しいです。
コメント